Travel-Junkie

じわじわと台湾にハマり、気付いたら29回訪台。ほぼ1人旅、台湾がメインの旅の忘備録。

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キロロスノーワールドへ

お酒を飲んだせいか、乾燥のせいか、加湿器をつけっぱなしにしてたにも拘わらず、深夜に何度も喉が渇いて目が覚め、6時15分頃起床。支度して、荷物も整理して片付け(スーツケース置き場が無く、狭いので広げておけない)て、1階の朝食レストランへ。期待してなかったけど、結構種類があって、朝からおかずモリモリ、がっつりご飯&納豆を食べて、デザートにフルーツポンチも頂いて、部屋へ戻って必要な物を持って、ホテルを出る。バス乗り場は、ホテルとは反対側にあるので、駅の構内をひたすら歩いて移動。実は、激しい方向音痴の私。当日に迷ってバスに乗れないと困るので、昨晩食事に行った後にバス乗り場を探して、係の人に聞いて、場所を確認してきた。なので、今朝は迷わずばっちり予定通りに到着。

バスは8時20分発だけど、チケットの支払いをしなければならないし、席は決まっていなくて自由席なので、早めに行って並んだ方がいいかなと思い、7時50分頃到着。無事にスキー3点セット付きのチケットを購入し、言われた番号のバス停へ行く。もう結構並んでて、列の最後に着く。私がバスに入った時は余裕で座れたけど、今日は満席だと係の人が言ってたので、1人で座ってる人の隣りに座る。私のような”おひとり様”は数人いたけど、女性は私のみだったみたい。都内発の日帰りバスツアーだと、女性のおひとり様って結構いるけどね。1時間半ほどバスに乗って、キロロへ到着。着いたら凄い人で、中国人の団体が多いのでもの凄く騒がしい大行列に並んでスキーセットを借り、荷物をロッカーに預けてゲレンデへ。ゴンドラに乗りたかったけど、結構歩かなきゃならないので、まずは一番近くのリフトへ。朝は降ってなかったけど、キロロへ着くころに降りだしたので寒い

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人が多いな~と思ったけど、リフトに乗って降りてみたら、広いせいかバラけてこんな感じ。さすが、北海道。関東や新潟のゲレンデとは全然違って快適。ここは初心者コースなので、初滑り1本目はだらだら滑ってゴンドラ乗り場へ。ここは混んでてしばらく待って乗り込む。久しぶりに来たのでよく覚えてなかったけど、頂上までは結構長かった。降りてみたら…凄い風で視界10m

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この写真は少し風が止んだ時に撮ったので、視界も効いてるけど、強風が吹くとほとんど周りが見えない。写真なんて撮る余裕もない。斜面がどっちなのか、どこからが斜面で、どこまでが空なのか、区別がつかない程。怖くて足がすくんだけど、ここのゲレンデ、確か頂上付近はそれほどキツイ斜面じゃなかったはず。着いた時は、北海道なのに人が多くて嫌だなと思ったけど、この天気だと人が居てくれるのが目印になって逆にありがたい。人が流れていく方向に板を向けて、恐る恐る、でも立ち止まらないように(視界が悪いので、立ち止まってると危ない。見えたときは避けられないので)ゆっくりと降りて行く。強風と寒さで顔が痛い。辛くて辛くて、全然楽しくないゲレンデマップによると、頂上からふもとまで全長4km以上。天気が良ければ楽しい長距離も、この天気だと凄く長く感じる。早く、視界の効くところまで降りたい。まるで、修行のようなんとか無事にふもとまで降りた。もうゴンドラはこりごりなので、いくつかあるリフトに乗ることに。とりあえず、ゴンドラのそばのリフトに乗る。次の1本は短かったので、視界も効いてなんてことなく滑り下りた。今度は隣りのリフトに乗ってみる。ここのリフトはみんなカバー付きなので、強風を直接受けることが無くて楽。結構長く乗って降りたら、また視界が…

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頂上付近と同じ状態。強風が吹き付けてくると雪が舞っちゃうので、ほとんと見えない。しかも、滑りだしたらところどころ凍ってて、板がガリガリと音を立てる。怖いっ必死で降りていたら、気付いたら視界良好な場所に出てた。が、少し先がガクンと落ちてて、先が全く見えない。ギリギリまで行って覗いてみたら…なんじゃ、これ?角度は30位?の非圧雪バーンだ。しまった!ふっかふかの新雪、苦手なんだよね。恐る恐る降りてみたら、膝まで雪で埋まっちゃって、足が取られる。上手くコントロールできず、何度もバランスを崩して転びそうになりながら、少しずつ進む。救いは、誰もいないこと。誰も、このコースに降りてこない。たぶん、分岐点でコース案内を見落として、上級コースに来たと思われる。よろけながらも何とか降り切って休憩してたら、コースの上に3人のスキーヤーが立った。滑りだしたと思ったら、スイスイ~っとあっという間に降りて行った。まるで、圧雪されてる斜面を降りるみたいに。かっこいいなぁっその後は、あまり上へはいかないようにして、下の方のリフトをあちこち乗りながら、それなりに堪能。途中、何度か見える範囲に誰も居ない状態があった。北海道って時々、こういうことがある。広~いゲレンデに自分だけ。この解放感は、北海道ならでは。風が強いので寒さが堪えるけど、来て良かったよぉ

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結局、午前中11時頃に滑りだしてから、3時過ぎまで滑った。帰りのバスは4時半発、道具を返すだけで着替える必要もないから、もっとギリギリ4時頃まで滑れたけど、寒さが厳しくて辛かったし、1人で黙々と滑ってもういいかなという感じだったので、早めに上がった。ちなみに、この日のキロロの気温はふもと付近は-10℃で山頂付近は-16℃だったみたいリフトに乗ってると、時々寒さでブルブルっと体が震えることがあったりして、さすがにこの気温は堪えるわ。4時20分にバスが到着したので、無事に乗り込んで札幌へ。帰りは、バスが暖かいせいか、いつの間にか寝ちゃって気付いたら札幌市内。ネオンきらきらの中だった。やっぱ、都会はいいねこういう景色が一番、ほっとする。首都高から見えるネオンと、渋滞の灯りが私が一番ほっとする景色。自然の景観は、たまに見るからいいんだよね。

そういえば、軽井沢行きのスキーバスが転落して死者が出る事故が起きちゃいましたね。無くなったのは、大学生ばかりとか。私もバスツアーは以前に何度か利用したし、今日も短距離だけど札幌からバス。都内からのバスツアーって最近もの凄く安いので、採算取れるのかな~と思ってたけど、やっぱり。値段より、安全第一だよね。多少高くなっても、安全の為と思えば納得して払うと思うんだけどな。安さ重視で安全を怠るなんて、先進国ではあり得ない。企画する会社も、利用する私たちも何を重視するべきか、考えないとね。無くなった方のご冥福をお祈りします。