Travel-Junkie

じわじわと台湾にハマり、気付いたら29回訪台。ほぼ1人旅、台湾がメインの旅の忘備録。

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沖縄での出来事

あじゃみんさんのブログにちょくちょくお邪魔させてもらっていますが、あじゃみんさんには霊感の強いご友人がいて、この方の体験された話を時々ブログにアップしてくれます。私はこれが、とっても楽しみで つい最近も、とても恐ろしい体験談をアップされてて、ぞっとししつつも、興味深く拝見させて貰いました。子供のころから、なぜか心霊の世界にとても興味があって、夏休みによくやってた『あなたの知らない世界』を毎日お昼に、ドキドキしながら見てましたし、稲川淳二の怖い話シリーズとか、色々な恐怖体験本を未だに時々買っては、読んでます。漫画は大人になってからはほとんど読みませんが、『ほんとにあった怖い話』だけは創刊当時からず~っと欠かさず買ってて、発売される日を楽しみにしています。

そんな怖い話を読んだり聞いたりするのが大好きな私ですが、私自身は心霊体験というのは子供のころから一切無く、金縛りすら経験が無い。霊感が無いのか、鈍くてわからないのか 興味はあるけど、見えたら怖いし、見えるのは大変そうなので、見えなくて良かったな~って思っています。そんな私が、唯一体験した恐怖体験を、今回はアップします。

あれは10数年前、3.11の地震で辞めた会社に行き始めたばかりのころの話しです。その前に派遣で勤めてた会社で仲良くなった年下の女の子と沖縄に行くことになりました。彼女は霊感が強く、”見えちゃう人”だってことは知っていたので、行く前に『沖縄は、激戦区だったところだから、塩とかお守りとか持って来た方がいいかもよ』と言いました。彼女は、私に言われるまで沖縄は激戦区だったということが頭になかったらしく、「南国だ~!ビーチリゾートだ~!わ~い!」って浮かれてて、”はっ、そうか!”って慌てて、旅行の荷物に塩とお守りを入れたとか。期間は6月で、金曜夜から日曜日までの2泊3日の弾丸旅行。沖縄はそれまでにも何度か行ってて、いつも休暇を1日貰って土日使って朝から出発してましたが、その時は会社が変わったばかりで、休みますとは言いづらかったので、同じく休暇が取りづらい霊感女子(以下Iちゃんとします)と弾丸で行くことに。

金曜日の夜、会社を早退させてもらって羽田空港へ。沖縄行きの最終便(20時発)で沖縄へ向かった。Iちゃんは、会った瞬間から超元気で、週末の疲れも全く見せず。飛行機に乗ってからも喋りっぱなしのマシンガントーク(笑)うんうんって話しを聞いてるうちに沖縄へ到着。レンタカーを借りて、Iちゃんの運転、私のナビ(ナビも付いてた)でホテルへ向かった。ホテルは、恩納村エリアのよく泊ってたホテルが満室で取れず、少し手前の読谷村にある、同じ位のクラスの大型ホテルを予約してた。出発してからも、Iちゃんは浮かれまくり夕飯を食べてなかったので、ホテル到着して荷物降ろしてから深夜だけど何か食べに行こう。空いてるお店はどこだろ~?なんて会話をしながら走り、1時間半位でホテルエリアに入った。58号線を少し入り、くねくねした住宅街のせまい道をしばらく走る。ナビを眺めながら、もう少しだね~と言いながら走ってたら、民家が無くなって原っぱみたいな何もない場所に出た。原っぱの向こうにホテルらしき大型の建物がちらりと見えたので、”あっ、あれかも!”って言ったけど、Iちゃんは生返事。その”原っぱ”に出たとたん、大人しくなった。というか、一言も喋らない。時々、ちらちらとバックミラーを見てる。まさか…何かいる?ぞくっとしたけど、怖くて確認することも出来ず。その原っぱからわりとすぐ、ホテルの前の通りに出た。建物は見えてるので、ホテルの敷地を囲む高い塀に沿って走る。そろそろ入り口があるはず。が、ホテルは見えてるのに、入り口が無い。気付いたらホテルを通り越し、ビーチの前に出た。行き止まりみたいなので、その手前にある駐車スペースでUターンしたら、真っ暗な中にバイクが2台停まってて、そのそばにライダーらしき男性2人が立ってた。びっくりした街灯も無い真っ暗なとこで、いったい何してるの?『え~、何でこんなとこに人がいるの?』って言ったら、「さぁ」とそっけない。怖いよぉ~『まさか、人じゃない…とか?』って言ったら、「人ですよ!」って返事。戻ったらすぐ、入り口があった。何で?さっき通った時は無かったよ?こんな大きな入り口、見落すなんてありあえない。入り口に大きくホテル名が書いてあるし、門とかあるわけじゃないし。不思議に思いながらもホテルの駐車場に駐車し、フロントへ。深夜なので誰もおらず、すぐに部屋へ入った。

荷物を置いて、とりあえず食事に行くお店を探す為に窓際のテーブルセットに座ってガイドブックで探す。しばらく眺めてたら、窓に何かが当たる音、カツ~ン、カツ~ンと聞こえる。何だろ?と思ってカーテンを開けてみたけど、何もない。小石を窓にぶつけたような音で、『虫かなぁ~。』って言ったら、Iちゃん「ここ、17階だから」と一言。窓に背中を向けて座ってて、窓の方をけっして見ようとしない。まさか…とりあえず、24時間空いてるお店で一番近いところまで行くことにして、部屋を出た。車に乗って、再び来た道を戻る。相変わらず、無言。し~んとしてて怖いので、『お腹空いたね~。今日は、何食べようかなぁ?やっぱ、あれは外せないなぁ。』とか、下らないことを一方的に喋って、重い空気を軽くしようとしたけど、Iちゃんは相変わらず生返事で、バックミラーを頻繁に見ている。何がいるのか、お店に着いたら聞いてみよう。しばらくしてお店に着き、注文してから聞いた。『何があったの?』が、返事はなし。『何か見えてるんでしょ?聞くのは怖いけど、聞かないと気になって寝られないから。』と言ったら、わかったと言って話し始めた。長くなっちゃうので、次へ続く。